Kichijoji Art Walk（吉祥寺アートウォーク） 吉祥寺アート＆ギャラリー情報サイト 美術館、画廊、アート教室、イベント情報

吉祥寺のギャラリー悠（武蔵野市中町3）で、切り絵作家の大原彩花さんとペン画家の阿久澤舞さんによる２人展『がむしゃら』が開催されいてる。

非常に細かい作業を要する切り絵を、高校時代から制作しているという大原さん。大学の1年後輩で同じような細かさをペンで表現していた阿久澤さんを誘い、今回初めての２人展が実現した。

大原さんは、主に音楽バンドに提供したCDのジャケットやロゴデザイン、ステッカーの元となっている切り絵を展示。作品はギャラリー向けに、透明のアクリル板で挟んで額装しているが、これはスポットライトに照らして後ろに出来る影も一緒に楽しませるためだという。

阿久澤さんはペンを使用した細密画を大作を含む７点展示している。カメラやソフトクリームなど具象的な作品から、自身の感じた事や思った事など、心象風景を描いた抽象的作品を、こちらは額も含めて自分で制作した。

モノトーンという共通点はあれど、ジャンルもモチーフも全く異なる２人の展示。しかし、ギャラリー内は不思議と調和の取れた空間となっており、作品からはどれも緻密さと共に、どことなく遊び心も感じらた。
展覧会は26日（火）まで開催される。入場は無料。