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吉祥寺アートウォーク > News&Topics >2012.01.22 『ふたり展』@cafe & gallery HATTIFNATT 吉祥寺のおうち

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吉祥寺HATTIFNATTで女性2人『ふたり展』開催中

1月16日(月)〜29日(日)まで開催

吉祥寺HATTIFNATTで女性2人『ふたり展』

吉祥寺のカフェ&ギャラリー「HATTIFNATT(ハティフナット)吉祥寺のおうち[武蔵野市吉祥寺本町1]」で『ふたり展』が開催されている。

今回は、いで こずえ さんと大学四年生のなかはらゆう さんによる初めての二人展。ハティフナットのほっこりとした雰囲気にマッチした作品が店内2F壁面に飾られている。作品は色鉛筆等で描かれたイラストや写真、コラージュなど可愛らしい素朴なものばかり。また、1Fカウンターではポストカードやイラストなど作品の販売もされている。

二人は現在、山梨県都留市に在住。いでさんはデザインの仕事の傍ら、絵本作家を目指して作品作りに励んでいる。吉祥寺へはよく遊びにきていたのだが、ある時、絵本雑誌に掲載されている記事でハティフナットの存在を知り、来店して一目で気に入り展示を申し込んだ。
「普段は主に色鉛筆を使って作品を描いているが、今回初めて筆一本で着彩をしない作品に挑戦した」と、いでさん。全て描き直しがきかないため、これまでの作品作りとは違った新鮮さがあったという。イラストと文章が描かれた作品は、不思議とほっとした気持ちになれるものばかりだ。

なかはらさんは、大学進学のため四年前に山梨に引っ越し、そこで出会ったのがいでさんだった。絵を描く事が好きだったため、いでさんに絵を教えてもらいながら4年間を過ごした。大学卒業後は地元に戻り就職するため、学生生活の締めくくりにと、いでさんから展示の話を持ちかけられ、今回の展示に参加することにしたという。
なかはらさんは作家志望ではないため、趣味や友人へのプレゼントに絵を描く事はあったが、展示するための作品を作るのは初めて。展示用の作品の他、DMのデザインやポストカード等も制作した。笑顔で「二人でした展示の飾り付けもとても楽しかったです」と、初展示を楽しんでいるのが伝わる。

吉祥寺HATTIFNATTで女性2人『ふたり展』

イラスト、写真、コラージュとそれぞれの素材は異なるが、二人の作品に共通しているのは"見てくれる誰かがほっとあたたかくなれるように"という思いの元で作られた点だ。絵本作家を目指すいでさんの作品、4年間の大学生活の思い出がたくさん詰まったなかはらさんの作品、雰囲気は違えど、どちらも素朴であたたかさに溢れている。

これから二人は離れた地でそれぞれの道に進むため、二人で展示するのはなかなか難しい。しかし、「また将来いつか、お互いに機会があれば展示をしてみたい」二人はにこやかに話す。

二人の思い出がたくさん詰まったこの二人展。
絵本の中のような店内で自分の懐かしい思い出に重ねながら、ほっとする雰囲気を味わってみては。

「ふたり展」詳細案内

吉祥寺HATTIFNATTで女性2人『ふたり展』

黒一色で描かれた いでこずえさんの作品

吉祥寺HATTIFNATTで女性2人『ふたり展』

色鉛筆のイラストは なかはらゆうさん

吉祥寺HATTIFNATTで女性2人『ふたり展』

2Fスペースの壁面に
作品が所狭しと並んでいる

吉祥寺HATTIFNATTで女性2人『ふたり展』

ポストカードやミニ作品は
1Fで販売されている

吉祥寺HATTIFNATTで女性2人『ふたり展』

初めての二人展となった
なかはらさん(写真左)といでさん(写真右)

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