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カフェゼノンに現れたクリスマスの7ツ星
吉祥寺ゆかりの女性作家が7人展を開催
吉祥寺のCAFE ZENON(武蔵野市吉祥寺南町2)で11月22日から7人の女性作家によるクリスマス展『7Stella’s Christmas〜ななつの夢見星〜』が開催されている。
参加作家は、アルマジロひだか、こやかけいこ、さべあのま、高田明美、高田美苗、高野文子、丸山薫(50音順)の女性7人。いずれも吉祥寺にゆかりのある作家たちで、イラストの原画やニット作品、シルバーアクセサリーなど幅広い作品を展示。販売もされている。
今回の展示の主催者の一人である高田明美さんは、『うる星やつら』『魔法の天使 クリィミーマミ』のキャラクターデザインなども手がけた経歴を持つ、国内外でも人気のキャラクターデザイナー・イラストレーター。今展示の参加作家は高田さんの古くからの知り合いであったさべあのまさんとツイッタ—で再び交流をするようになり、そこから知り合いが知り合いを呼び7人が集まった。
参加作家が吉祥寺にゆかりがあることでも分かるように、吉祥寺には漫画家やイラストレーターなど多くのアーティストが集まる。そうしたアーティスト同士が横のつながりを通して展覧会を開くこともままある。その代表例が、漫画家のいしかわじゅん氏や江口寿史氏などが参加する『吉祥寺漫研』。しかしメンバーは、実は全員が男性作家だ。そこで高田さんは「私たち女性同士でも集まってみよう」と考え今回の開催に至った。
展覧会名の『7Stella’s Christmas〜ななつの夢見星〜』は、漫画『北斗の拳』に深く関わるCAFE ZENONでの開催に由来して、主人公・ケンシロウの北斗七星と、集まった7人という人数をかけた。
作品はカフェ店内の至る所に飾られ、2階の展示スペースにもずらりと作品が並ぶ。また、店内のモニター画面では、高田さんがイラストをゼロから完成まで描く様子が流れており、ファンでなくても思わず見入ってしまうような演出もされている。女性ならではの柔らかな感性と心憎い演出を、寒い冬の日に温かいカフェラテと共に楽しむ。それこそ夢見心地というものだ。
「7Stella’s Christmas〜ななつの夢見星〜」詳細案内
- 日時:11月22日(火)~12月12日(月)
- 営業時間:11:00~25:00
- 定休日:不定休
- 場所:CAFE ZENON(カフェゼノン)
- 住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町2-11-3
参加作家
◆アルマジロひだか(あみぐるみ・イラスト)
◆こやまけいこ(漫画・イラスト・FLASHアニメ)
◆さべあのま(イラスト・漫画)
◆高田明美(アニメキャラクターデザイン・イラスト)
◆高田美苗(イラスト・絵画・銅版画)
◆高野文子(漫画・イラスト・紙や布のクラフト)
◆丸山薫(漫画・イラスト)