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吉祥寺アートウォーク > News&Topics > 2011.04.06 吉祥寺のデザイナーがつくる「新・吉祥寺みやげ」SOUVENIR KICHIJOJI

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吉祥寺のデザイナーがつくる「新・吉祥寺みやげ」

SOUVENIR KICHIJOJI (スーベニア吉祥寺)

SOUVENIR KICHIJOJI (スーベニア吉祥寺)

吉祥寺駅公園口(南口)を出てすぐの路上に、週末だけ現れるショップがある。吉祥寺をテーマにしたTシャツや雑貨などを販売する「スーベニア吉祥寺」だ。

路上に広げられた店には、井の頭公園のスワンボートやゾウの花子、中央線の車両、さらには吉祥寺在住の某有名漫画家を連想させる「しましま先生」など、吉祥寺のシンボルがずらりと並ぶ。それらがユーモラスに描かれたTシャツやトートバッグ、シール、バッジなどが毎週土日に販売されている。

同店は2010年6月にオープンした。デザイナーはファッションブランド「スモールデザイン(smalldesign)」の主宰である菊竹 進氏。菊竹氏は、社会問題や時事ニュースなどをグラフィックで風刺するデザイナーとしても知られている。

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「大相撲八百長問題」や「京都大学入試受験生カンニング事件」、「グルーポンのおせち事件」などの話題を独特のユーモアとアイロニーでアートに昇華する。

鋭いアンテナと小気味よい切れ味を持つデザイナーがつくる吉祥寺みやげが、新たな顔として街を賑わす。

東日本大震災チャリティーTシャツ販売

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今回の東北関東大震災を受けて、菊竹氏はチャリティーTシャツの販売を開始した。「日本中が皆で一丸となって震災からの復興を目指してほしい」という願いを込めてデザインしたTシャツは、白地に47都道府県のシルエットを集めて赤い円をつくり日の丸を表現した。一方で、放射能標識の下に「TOKYO」の文字が書かれたTシャツなどセンセーショナルなデザインもある。"あえて"過激なデザインをすることについて菊竹氏は、「誤解を恐れずに事実を形にすることで"ずっと忘れない"でいてほしい」と話す。賛否両論あるが、菊竹氏は自身のブログなどで真摯に対応を続けている。

菊竹氏は自身のブログ内で、「正直に告白します。『チャリティー』なんてダサくて嫌いだと思っていました。でも僕にできることはこれしかありませんでした。カッコいい『チャリティーTシャツ』、僕に作らせてください」と綴っている。チャリティーTシャツの価格は3400円で、1枚につき500円を義援金に充てる。なお、このチャリティーTシャツはオンラインショプか、渋谷にあるスモールデザインの店舗でのみ販売している。

スーベニア吉祥寺

吉祥寺のあれやこれやがかわいい缶バッジに!(各300円)

スーベニア吉祥寺

井の頭公園でおなじみのスワンボートをモチーフにしたトートバッグ(2,900円)

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